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執筆者の写真藤燐光

第十九番立江寺

更新日:2024年10月1日

四国八十八ヶ所19番札所


橋池山「キヨウチザン」摩尼院「マニイン」立江寺「タツエジ」


このお寺は、阿波の関所ともいわれ、天平19年(747年)桓武天皇より行基様が皇后光明天皇の安産祈願のために建てられたお寺です。

念持仏として金の地蔵菩薩を本尊として、堂塔されたのが始まりです。


5.5センチの子安地蔵様を彫像し延命地蔵様として奉納されました。

弘仁6年にお大師様がこの地を訪れた時に、あまりに小さく将来紛失してしまう可能性があると考えられ、6尺(1.8メートル)の地蔵菩薩を掘りこの胸に金のお地蔵様を納められて奉納されました。

その時に立江寺とされました。

天正年間に兵火にあい焼けてしまいましたが、金のご本尊だけは残りました。

その後、蜂須賀家政公により再興されました。


さあ仁王門の前に立ち 19番札所をお参りさせていただきます。

ご挨拶をして、門をくぐります。

その当時はここより400メートル山寄りにあって、とても広く伽藍が7つもありました。

入って左手「鐘つき堂」があります。鐘をついて、いつものように

お参りしていきます。


ここのお寺の修行大師様はとってもおおきくて、圧巻ですよ‼️


お大師様の前には、経木を流す方も少なくないです。


修行大師様に手を合わせたら本堂へ行きます。

5.5センチのお地蔵様を思い浮かべ、お大師様が紛失したらいけないと思いを残し、今も我々の前にあり、拝ませていただけることに感謝しながらお参りさせていただきました。🙏


ここには、戒めのための不思議な話が残っております🥶

昔、今の島根県に、お京さんという娘さんがあり、16歳の時に大阪に売られていき芸妓さんとして過ごしておりました。

お京さんは、仕事に慣れてくると22歳の時に大阪を脱走して、好きになった要助という者と結婚したいと島根に戻り、両親に頼み夫婦となりました。

しかし、お京は違う男をつくり、今でいう「不倫」をします。

要助にばれて怒られ、要助を不倫相手と一緒に殺して逃げてしまいます。

四国丸亀まで逃げて死のうとしますが死にきれず、遍路旅にでました。

19番にさしかかり、白ウグイス橋を渡った時にウグイスが飛んで来ていたのでしょうか?!

門をくぐりお参りしようとした時に、お京さんの髪の毛がふわふわと逆立ち、鐘の緒に巻きつき始めました❗️

命かながら助かりました。

反省したのですね。この寺で出家しました。この寺より北へ500メートルのところに庵を結び地蔵菩薩様を祀り続けて最後を迎えたという話が残っております。


こちらのお寺に納められたのは享和3年春のことです。


不倫、殺人は、いけないことですよという、戒めをお地蔵様からお京さんは教えていただいて、改心されたというお話ですね。

ここを見ると、どうしてもその姿が想像されて私はちょっと遠慮して通り過ぎてしまいます😱


白ウグイスの橋の話ですが、行基様がどこにお地蔵様を建立しようか橋の上で、占いをされたんですね。その時に白ウグイスが橋に飛んできて止まったということです。

それ以来白いウグイスが橋の上に止まったときに橋を渡りお参りすると仏罰を受けると言われるようになったようです。Σ('◉⌓◉’)



ここのお寺さんには、毘沙門天様がいらっしゃるのですが、初めて見た時「こんなに綺麗な毘沙門天様がおられるなんてー😭」と感動でした。

それから何度お会いしても素敵で行くのがとても楽しみです♪

この寺さんにに行ったらぜひ会ってお参りしてみてくださいね。



お参りを終えましたら仁王門に戻ります。仁王門でお参りさせて頂いたお礼を言って次の札所に向かいます。


門を出たら右手に八百屋さんがありますが、ここのらっきょうがとっても美味しいんです‼️

6月・7月にこの19番さんをお参りすることがあったら、是非是非らっきょうを試してみてくださいね❣️



愛媛県松山市立花の開運占いサラスヴァティ(sarasvati)藤燐光


四国八十八箇所

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